イベントの現場では、当日になって初めて判明する問題が本当に多いですよね。
とはいえ、当日までに主催者へ確認しておくことで、かなりのトラブルを未然に防ぐことができます。
僕自身、音響・映像・配信の現場を数多く経験してきましたが、
「これ、もっと早く聞いておけば…」という後悔を何度もしてきました。
この記事では、そういった経験も踏まえて、
イベント当日までに主催者へ必ず確認しておきたいポイントを現場スタッフ目線でまとめました。
会場図面・レイアウト案を事前にもらう
下見ができる場合でも、事前に図面やレイアウト案をもらっておくと準備がぐっと楽になります。
- ステージ・スクリーン・客席の位置
- 機材の想定配置場所
- 電源位置(わかる範囲で)
図面があるだけで、ケーブル長や必要機材の目安が立ち、当日の「想定外」がかなり減ります。
マイクの本数・種類・周波数帯を確認する
最もトラブルが起きやすいのがマイク周りです。当日になって本数が増えたり、ワイヤレスの干渉が起きたり…というのはよくあります。
- 必要本数
- 有線かワイヤレスか
- ワイヤレスの場合、B帯 or 専用帯か
- ピン / ヘッドセット / ハンドの種類
- 使うタイミング(進行表と照らし合わせ)
とくにB帯ワイヤレスは会場設備と混線しやすいため、事前に帯域を確認しておくと安心です。
PC再生・映像出力の形式を確認する
映像が出ないトラブルの多くは、PCの出力形式と端子の不一致が原因です。
- PCの種類(Windows / Mac / タブレット)
- 映像出力端子(HDMI / USB-C など)
- 音声はPCから出すのか、映像卓から出すのか
- 動画再生の有無
Macの場合はアダプタの種類で出ないことも多いため、特に注意が必要です。
ちなみに僕は自分の音響や映像のポンだしとして
QLabを使用してます。
進行表・台本の最新版を必ずもらう
進行表は当日まで変更される可能性が高く、最新版をもらっているかが非常に重要です。
- マイクのオン/オフのタイミング
- 映像再生のタイミング
- 出演者の動き
- 転換時間
進行の把握が曖昧だと、当日のトラブル対応が一気に増えます。
出演者の人数・動き方を確認する
出演者の人数や動線が変わると、必要機材の量が大きく変わります。
- 出演者人数の確定
- 立ち位置や移動の有無
- マイクの持ち替え有無
- ステージ転換の有無
「もう1人追加されました」が最も多いと言っても過言ではありません。
会場ルール(テープNG・音量制限など)を確認する
会場ごとにルールはバラバラで、知らずに違反してしまうこともあります。
- テープNG(床ワックスで剥がれる会場は多い)
- 音量制限
- 設備の使用制限
- ケーブルを床に直貼りできるか
特に会館系のホールは制限が多いため、事前の確認が欠かせません。
机・椅子・電源などの手配物を主催者とすり合わせる
大きめのイベントになるほど、「誰が何を手配するか」が分かれていることが多いです。ここを曖昧なままにしておくと、当日になって机や椅子が足りない、電源が用意されていない、といったトラブルにつながります。
- 音響・映像・配信卓用の机と椅子の有無(幅・奥行き・台数)
- それらが会場備品なのか、主催者・業者手配なのか
- 延長コードや電源タップを、どこまでこちらが持ち込むのか
現場によっては、
「このエリアの電源は照明さんに相談してください」
と言われることもあります。
机・椅子・電源すべてを含めて、「誰に何をお願いすればいいのか」まで確認しておくと、当日の問い合わせがぐっと減ります。
電源情報を事前に確認する
下見で見れなかった場合は、主催者から情報をもらっておくと安心です。
- 使用できる電源の位置
- 他のイベントと共有していないか
- 高負荷機材と同じ回路にならないか
ブレーカーが落ちる最大の原因は「回路の共有」です。
配信がある場合はネット回線の状態を確認する
配信現場で最も重要なのが、安定したアップロード回線です。
- 有線LANの有無
- 上り速度(10〜20Mbps以上が目安)
- ping値・jitter
- バックアップ回線(テザリング等)の可否
回線が弱い会場は、バックアップを用意するだけで安心度が段違いです。
搬入時間・会場入り・撤収時間を確認する
準備時間の読み違いは、当日の遅れに直結します。
- 搬入開始時間
- 会場入りできる時間
- 客入れ時間
- 撤収リミット
10分のズレでも本番に影響することがあるため、時間の管理はかなり重要です。
当日の連絡手段と責任者の確認
現場で困ったとき、誰に連絡すべきか明確になっているだけで対応速度が全然違います。
- 主催者側の担当者名
- 緊急連絡先(電話・LINEなど)
- 決裁権のある人の把握
「担当に確認します」で止まるケースを避けるためにも、役割の線引きが大切です。
まとめ:事前確認は「当日の安定度を上げる投資」
事前に確認しておくことで、当日のバタつき・トラブル・機材不足が大幅に減ります。
図面・マイク・PC端子・進行表・会場ルール・手配物・回線…。
どれも当日のトラブルに直結するポイントなので、漏れなく押さえておくと現場の安定度が段違いです。
この記事をベースに、自分の現場スタイルに合わせてカスタマイズしてもらえたら嬉しいです。



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