YouTube Liveの配信事故って、機材トラブルよりもヒューマンエラーで起きることが多いです。
自分もやらかしたことがあるし、後輩もまったく同じ事故を起こしました。
なのでこの記事は、「気をつけよう」ではなく「事故が起きる前提で、運用で潰す」ための現場メモです。
(OBSの設定解説というより、運用・手順の話)
失敗談:リハのつもりで本番Liveを開始した
約3年ほど前、
リハーサルのつもりでYouTube Liveを開始してしまい、本番の配信枠をそのまま配信してしまったことがあります。
当時は「リハ→終わったら本番の最終確認」という流れだったんですが、
リハが終わって本番の確認をしようとしたタイミングで間違いに気づきました。
完全に人為的ミスです。
その後の対応(後処理がキツい)
- 気づいた時点で謝罪・状況説明
- 当日の本番URLの変更を判断
- 変更URLの配布をクライアントに依頼
- YouTube Liveのアーカイブ編集
- 本番の正しいURLを概要欄・詳細に追記
機材よりも、関係者対応と後処理に時間と労力を取られるのが一番キツかったです。
後輩も同じ事故を起こした(=注意だけでは防げない)
この経験があったので、後輩が配信現場に入る時は
「リハと本番の切り替えだけはマジで気をつけてね」と言ってました。
……が、
後輩もまったく同じことをやらかしました。
その時は事前にURL配布をしていなかったので、
とりあえずリハーサル側の配信は削除。
そしてリハーサルだったURLを本番として扱い、そのまま配信する形で成立させました。
この2つの経験で分かったのは、
「人は間違える」前提で組むしかないということです。
事故防止策(運用で潰す)
ストリームキーを「本番」と「リハ」で分ける
一番効果があるのはこれ。
本番用とリハ用でストリームキーを完全に分けます。
さらに、ストリームキーはそれぞれ別のtextファイルで保存しておきます。
現場ではそのtextからコピー&ペーストのみで運用。
管理画面でキーを触る運用をやめると、判断が減って事故率が落ちます。
オートスタートになってないか毎回確認
YouTube Liveの設定でオートスタート(自動開始)がONになっていないかは、毎回確認します。
設定一つで「押した瞬間に本番」になり得るので、
ここはチェック項目として固定化した方が安全です。
リハーサル中は「本番URL」を見ない
リハ中に本番URLや本番ダッシュボードを開くと、判断ミスの引き金になります。
リハの時は本番のURLを見ない。
視界に入れない。これだけでもかなり違います。
配信は「止めない」構成にする(映像・音声の事故対策)
スイッチャーから映像が来ない事故があった
過去に、スイッチャーから配信PCへ映像が来ないトラブルがありました。
原因は色々あり得る(ケーブル/フォーマット/機材側など)んですが、
どれにせよ映像が来ない=即事故です。
音声はスイッチャーに入れない(音は破綻すると致命的)
音がやばいことになるリスクを避けるため、基本的に音声は
音響卓 → オーディオインターフェイス → 配信PC
のルートで入れます。
スイッチャーに音を入れる運用は、現場によっては切り分けが難しくなるので避けがちです。
その代わり、忘れがちなのがリップシンク。
映像遅延に合わせて、音声側のディレイ調整は必ず行います。
映像の逃げ道を1系統でも用意する
配信用に映像卓を準備する場合は、
そこに逃がし用映像を1系統だけでも入れておきます。
事故が起きても配信自体は続けられるように、
「配信を止めないための逃げ道」を作るイメージです。
回線は理想と現実がある
予算があれば、回線をメインとサブで分けるのが理想です。
ただ、そこまでできない現場も多いので、今回は「そこまではできない前提」で書いています。
まとめ
YouTube Liveの事故は、経験や気合では防げません。
ヒューマンエラーが起きる前提で、運用で潰すしかないです。
特に効果が大きいのは、
- ストリームキーを本番/リハで分ける
- キーは別々のtextファイルで保存して運用する
- オートスタート設定を毎回確認する
- リハ中は本番URLを見ない
これは全部、実際に事故を経験した上で「こうしておけば起きにくい」と感じた運用です。
現場によって最適解は変わると思うけど、同じ事故が減るきっかけになれば嬉しいです。


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