以前の記事で、
「中華製でも用途次第では十分使えるカフフェーダーがあった」という話を書きました。
ただし、これはあくまで当たり個体だったケース。
実は検証用として、同時にもう1台、別の中華製カフボックスも購入していました。
今回は残念ながら使えなかったケースの実例です。
今回検証した中華製カフボックス
今回購入したのがこちら。
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見た目や仕様だけを見ると、
「映像音声の簡易フェーダー用途ならちょうど良さそう」な製品です。
用途としては、
- 映像再生(VTR・PC音声)の音量管理
- スイッチではなくフェーダーで音を切りたい場面
を想定して購入しました。
良いと思った点(購入前の印象)
- ステレオ標準ジャックで、誰でも直感的に使えそう
- 入出力端子が背面にまとまっている(※完全に好みの問題)
- 「映像音声専用」と割り切れば用途は明確
ここまでは、正直そこまで悪い印象はありませんでした。
実際に使ってみた結果:ノイズが致命的
結論から言うと、
この個体は現場では使えませんでした。
理由はシンプルです。
フェーダーに指を触れた瞬間、「ブーッ」というノイズが乗る。
しかも、
- フェーダーを動かした時だけでなく
- 指を軽く置いただけでも発生
という状態。
一瞬触っただけで分かるレベルだったので、
検証開始から数秒で「これは無理だな」と判断しました。
なぜ致命的か
カフ用途のフェーダーで一番求められるのは、
- 操作してもノイズが出ないこと
- 音を「切る動作」自体が事故にならないこと
です。
今回の個体は、
フェーダーに触れる=ノイズが出るという時点で、
用途以前の問題でした。
たとえ音量調整ができても、
操作そのものがノイズ源になる機材は現場では使えません。
前回紹介した「使えたカフフェーダー」との違い
前回紹介した中華製カフフェーダーは、
- 制約はある
- 完璧ではない
- でも「現場で使えるライン」は超えていた
という評価でした。
一方で今回の個体は、
そのラインにすら届いていないというのが正直な感想です。
同じ「中華製」「安価」という括りでも、
中身は本当にピンキリだと改めて感じました。
現場投入前に必ずチェックすべきポイント
今回の件も含めて、
現場用機材を試す際に意識しているポイントは、
下の記事にまとめています。
まとめ:安い=全部ダメではないが、ダメなものは本当にダメ
- 中華製カフボックスでも「使えるもの」は存在する
- ただし個体差・設計差はかなり大きい
- フェーダー操作でノイズが出るものは論外
「安いからとりあえず試す」はアリですが、
必ず現場投入前に単体検証することは強くおすすめします。
今回のように、
数秒触っただけでアウト判定できるケースもあります。
前回紹介した「使えた例」と合わせて、
判断材料のひとつになれば幸いです。
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