イベントや配信の現場では、よく使うメイン機材だけでなく、
“地味に見えるけど、あると本当に助かる小物” がいくつかあります。
特に、初めてイベント現場に入る映像・音響スタッフだと、
「何を持っていけばいい?」「どこまで用意すれば安心?」と悩みがちですよね。
この記事では、僕自身が映像・音響・配信のイベント現場で実際に使って、
「これは絶対にカバンに入れておくべき」と感じた小物を6つ紹介します。
【現場小物①】ACのL型プラグアダプター|壁コン抜け防止の必須アイテム
ACケーブルの根元だけL型にできるアダプターは、
壁コンセントから長距離の電源を取る時にめちゃくちゃ便利 です。
- 壁コンが緩い現場で “すぐ落ちる問題” を防げる
- テープで固定しやすい
- ケーブルが飛び出さないので危険も少ない
実際、10m以上のACを壁から引いた時に、
抜かれて冷や汗をかいたことが何度もあります。
L型にしておくと本当に安心度が違います。
【現場小物②】HDMI-JJ / SDI-JJ(性別変換ジョイント)|ケーブル延長の緊急用
“オスーオス” のケーブル同士をつなげるジョイント。
これが1つあるだけで、
「あと10cm足りない…!」
という場面を救ってくれます。
ただし注意点もあります。
- 長距離のHDMIに使うと映らないことがある
- SDIでもケーブル品質によっては不安定になる
“緊急時の延長” としては最高、
“本番の常用” としては不向き。
この割り切りが大事な小物です。
【現場小物③】AC直挿しの電圧チェッカー(テスター)|電源トラブルの切り分けに
外現場や簡易電源のイベントで地味に役立つのがこれ。
- 「このコンセント100V来てる?」
- 「そもそも電源入ってる?」
を一瞬で判別できます。
特に仮設電源の現場だと、
“電源が来てないだけで機材が壊れたと思われる”
みたいなムダトラブルが起こりがち。
ただし、
安物は漏電するケースもある(知り合いの実話)
ので、本番中の差しっぱなしは注意です。
【現場小物④】キムワイプ|レンズ・モニターのクリーニングに
カメラ・モニター・ミキサーなど、
軽く拭きたい時に便利な万能アイテム。
- レンズクリーニング
- モニターの手垢落とし
- ミキサーやスイッチャーの表面ふき
ティッシュのように繊維が残らないので、
レンズ・モニター周りはキムワイプ一択 と言ってもいいくらい。
1箱入れておくだけで仕事が丁寧になります。
【現場小物⑤】接点復活剤|SDカードや端子の“最後の一押し”
「SDカードがなぜか読まない」「プラグの反応が悪い」
そんな時に使うと、普通に復活するケースがあります。
実際、
現場で急にSDカードが読めなくなった機器に使って回復した
ことがあり、それ以来絶対にカバンに入れてる小物。
万能ではないけど、
“最終手段としての一撃” として持っておく価値大です。
【現場小物⑥】鉄線入りビニールひも(ねじりっこ)|ケーブル束ねの定番
ケーブルまとめの救世主。
昔は結束バンドを使っていましたが、
- 工具がないと外せない
- ケーブルを傷めやすい
- 再利用できない
など不便が多い。
その点ねじりっこは、
- 何度も使える
- ケーブルを傷つけない
- 手だけでサッと止められる
ケーブル整理が圧倒的に早くなる 小物です。
僕はケーブルを束ねるのはほぼ全部これにしています。
まとめ:小物こそイベント現場を救う
派手な機材ほど目立たないけれど、
こうした小物が “現場の安定性と作業効率を底上げ” してくれます。
今回紹介した6つは、どれも
- トラブル防止
- 作業の時短
- 安全性の向上
に役立つものばかり。
ぜひ1つでもカバンに入れて、
次のイベント現場で“ちょっと楽になる感覚” を体験してみてください。


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