結論:スイッチャー用モニターとして十分使える。
ただし、30p出力では映像を認識しないことがあったため、60p/59.94p前提で運用した方が安全です。
イベント現場では、スイッチャーを使う機会がよくあります。
自分でGoStream Duetというスイッチャーを購入して、
時々現場で使っているのですが、
モニターはずっと会社のものを借りていました。
せっかくなら周辺機材も自分の構成で揃えておきたくなり、
スイッチャー用に使えるモバイルモニターを探してみることにしました。
選ぶときの条件
モバイルモニターを探すにあたって、
自分なりに条件を決めました。
ケースなしで単体自立すること
モバイルモニターには、
付属のカバーをスタンド代わりにして立てるタイプが多いです。
ただ、現場で使う場合は
角度を細かく調整したい場面があります。
ケーススタンドだと角度の自由度が低いことが多いので、
本体に自立スタンドが付いているものを条件にしました。
標準HDMIが付いていること
モバイルモニターはminiHDMIを採用しているものが多く、
変換アダプターやケーブルを別途用意する必要があります。
現場では荷物を減らしたいですし、
変換を1つ増やすだけでもトラブル要因になります。
そのため、標準HDMIポートが付いているものを探しました。
ただ、この条件だと想像以上に選択肢が少なかったです。
InnoView 15.6インチ モバイルモニターを選んだ
条件を満たすものを探した結果、
見つけたのがInnoView 15.6インチ モバイルモニターです。
主なスペックはこんな感じです。
- 画面サイズ:15.6インチ
- 解像度:1920×1080(FHD)
- パネル:IPS液晶
- 接続:USB Type-C×2、標準HDMI×1
- スタンド:本体一体型(角度調整可能)
決め手になったのは、
標準HDMIをそのまま挿せることと、
本体スタンドで単体自立できることです。
現場で使うサブモニターとして考えると、
この2つを両立しているだけでもかなり候補が絞られます。
実際に使ってみた
早速購入して現場で使ってみましたが、
業務用途としては問題なく使えるレベルでした。
スイッチャーのモニターとしての映像出力も普通に動作し、
基本的な用途で困ることはありませんでした。
ただ、実際に使ってみて分かった注意点もあります。
スイッチャーから30pで出力すると、映像を認識しないことがあった点です。
一方で、60p/59.94pでは問題なく表示できました。
そのため、このモニターを現場で使うなら、
60p系の出力を前提に考えた方が安全です。
ちなみに、以前この記事で書いた
「100mのOptical HDMIで映像が映らなかった」トラブルがあったのですが、
実は本番前の事前チェックで、
このモニターを使って映像が出ることを確認していました。
そのときは「映ったから大丈夫」と安心していたのですが、
本番で使う業務用モニターでは映らず、かなり焦りました。
この件で改めて感じたのは、
事前チェックは本番と同じ機材・同じ条件で行うべきということです。
現場で使ってみて良かった点
- 標準HDMIが付いているので変換不要
- 本体スタンドで角度を自由に調整できる
- IPS液晶で斜めからでも見やすい
- 15.6インチでスイッチャーモニターとしてちょうど良いサイズ
特に現場目線で大きいのは、
標準HDMIでそのままつなげることです。
モバイルモニターはminiHDMIのものも多いですが、
現場では変換が増えるほど不安要素が増えます。
「余計な変換なしでそのまま使える」というだけでも、
かなり実用性は高いと感じました。
現場で使ってみて気になった点
- 保護カバーが付属しないので持ち運び時は注意が必要
- 電源はUSB給電のため、別途電源確保が必要な場面がある
- スイッチャーから30pで出力すると映像を認識しないことがあった。60p/59.94pでは問題なし。
特に最後の30pの件は、
人によってはかなり重要なポイントだと思います。
PC用モニターとして使うだけなら気にならなくても、
スイッチャー用のサブモニターとして考えるなら、
事前に意識しておいた方が良い部分です。
まとめ
イベント現場でのスイッチャーモニターとして、
InnoView 15.6インチ モバイルモニターは十分実用的でした。
ただ、スイッチャーから30pで出力すると映像を認識しないことがあるため、
60p運用を前提にした方が安全です。
標準HDMIと本体スタンドという条件を満たすモバイルモニターは
選択肢が少ない中で、この機種はその両方をクリアしています。
「変換なしでつなげたい」
「ケースではなく本体スタンドで使いたい」
という条件で探しているなら、十分候補になる1台だと思います。


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