予算の都合で、
「スピーカーは会場のものを使ってほしい」
と言われる現場、ありませんか?
入力だけ拡張して、
ミキサーはこちらで用意する、
というパターンはかなりよくあります。
さらに、
- 会場側は設定をあまり触らないでほしい
- 電源は壁コンセントからお願いします
と言われるケースにも、
何度も出会ってきました。
こういった現場では、
会場備品と持ち込み機材の境目で、
思わぬトラブルが起きやすいです。
そこで今回は、
会場のスピーカー・卓を使うときに、
最低限チェックしておいた方がいいポイントをまとめます。
よくある構成
現場の構成としては、
だいたいこんな感じです。
- スピーカー:会場備品
- 入力拡張:こちらでミキサー持ち込み
- 会場側の卓:なるべく触らない
- 電源:会場の壁コンセントから
一見すると問題なさそうですが、
ここにいくつか落とし穴があります。
最低限チェックした方がいいこと
① 会場の入力はライン受けできるか
会場のマイクコンセントから接続される入力が、
- ライン入力に対応しているのか
- マイク入力専用なのか
これは必ず確認します。
ライン受けができる場合は、
設定をラインに変更できるかも確認。
ここを確認せずにつなぐと、
- 音が歪む
- レベルが合わない
- ノイズが出る
といったトラブルにつながりやすくなります。
② ファンタム電源が入っていないか
これはかなり重要です。
会場側の回線に、
ファンタム電源が入っていないかを必ず確認します。
ファンタムが入っていると、
- 接続する機材によっては故障のリスク
- パッシブ機材ではノイズの原因
になることがあります。
実際に、
ファンタムが入っていることを確認せずに、
パッシブミキサーにつないだことがあります。
そのとき、
フェーダーを動かすたびに、
「バリバリ」とノイズが出ました。
いつもマイクが刺さっている回線だったため、
確認を怠っていました。
この件以降、
ファンタムの確認は必ず最初にする項目になりました。
③ ライン出力 → マイク入力の場合はアッテネーターを使う
こちらの出力がラインレベルで、
会場側の入力がマイク入力しかない場合、
そのままつなぐのはNGです。
この場合は、
アッテネーターを使用します。
自分が使っているのは、
Shure A15LAです。
- 約50dB減衰
- ファンタム電源も遮断
これがあるだけで、
とりあえず一安心できる場面はかなり多いです。
まとめ
会場備品を使う現場では、
こちらが触れない部分が多くなりがちです。
だからこそ、
- ラインかマイクか
- ファンタムが入っていないか
- レベルが合っているか
このあたりは、
最初に必ず確認するようにしています。
ちょっとした確認ですが、
これだけで防げるトラブルは、
実際かなり多いです。
同じような構成の現場が多い方は、
参考になれば幸いです。


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