結論:ICON WM 3.2はB帯・手元スイッチ・音質の良さという点で、現場目線で使いやすいワイヤレスマイクです。
ただし、受信機のジャックの脆弱性と充電まわりの運用には注意が必要です。
今回購入したのは、ICON WM 3.2です。
価格帯を考えると予想以上に使えると感じたため、
現場目線で気になった点も含めてまとめます。

購入のきっかけ
知り合いに「良い機材はないか」と聞いたところ、
WM3.2を紹介してもらいました。
設備系で販売することもあるという話も聞き、
購入を決めました。
iCONというブランド自体は、以前からSoundhouseなどで
P1-Nanoという機材を見かけて気になっていたこともあり、
名前には馴染みがありました。
音が意外に良かった
実際にATW-T940B/R92と併用して使ってみたところ、
価格が安いはずのWM3.2の方が音の解像度が高いという、
よく分からないことが起きました。
価格だけで判断せず、実際に使ってみることの大切さを改めて感じました。
現場目線で良かった点

現場目線で特に良かった点は以下の3つです。
- B帯対応:既存のB帯機材と同じ帯域で運用できる
- 手元に電源スイッチあり:演者がその場でオン/オフできる
- 受信機はUSB給電で使える:電池なしでも運用できるため、電池切れの心配が減る
特に手元スイッチは、現場での運用のしやすさに直結します。
WM3.1ではなくWM3.2を選ぶ理由
同シリーズにWM3.1もありますが、
WM3.1はCHAのみの対応です。
- CHA:806.125MHz〜807.875MHz
- CHB:808.000MHz〜809.750MHz
WM3.2はCHA/CHB両方に対応しているため、
チャンネルの選択肢が広がります。
既存機材との混在運用を考えると、
チャンネルの自由度が高いWM3.2の方が現場向きです。
気になった点

- 受信機のジャックが標準ジャック:MIC/LINE切り替えではなく標準ジャックのため、接続先によっては注意が必要
- ジャックが折れるリスクあり:標準ジャックを挿したまま力がかかると折れる可能性がある。実際に折れた事例もあるとのこと
- マイクホルダーが付属しない:別途用意が必要
- USB-Cケーブルが2本のみ付属:マイク×2+受信機×1の計3台充電が必要なのに対して、ケーブルが1本足りない
- マイクのバッテリー残量:マイク本体でしかバッテリー残量がわからない
バッテリー運用について

マイク本体は18650という充電式電池を使用しています。
USB-Cで本体ごと充電することもできますが、
現場での運用を考えると、
予備電池と専用充電器を別途用意して、電池交換で対応する方が安全だと思います。
18650電池の充電器や予備電池はAmazonで入手できるので、
セットで揃えておくと安心です。
まとめ

ICON WM 3.2は、価格帯を超えた音質と、
B帯対応・手元スイッチという現場で使いやすい要素が揃っています。
受信機のジャックの脆弱性と充電まわりの運用をあらかじめ理解した上で使えば、
十分に戦力になるワイヤレスマイクです。
特に、WM3.1との違いであるCHB対応は、
既存機材との混在運用で効いてくる場面があるため、
同シリーズを検討するならWM3.2を選ぶ方が良いと思います。



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