一段階賢くなった日。タイムコード用SDIの話

現場ノウハウ

同じような現場を何度もやっていると、
「もう慣れた」と思ってしまうことがあります。

でも最近、
自分はまだ見えていなかったと気づく出来事がありました。

複数カメラ・収録のみの現場

これまで、複数カメラでの記録収録現場には何度も入ってきました。

  • カメラマンさんを手配する
  • 機材を渡す
  • あとは収録をお願いする

正直なところ、
そこまでシビアな同期を求められる現場は多くなかったのも事実です。

自分の重心はどちらかというと、
その場での画面出しや進行管理の方にありました。

「タイムコード用にSDIを1本ください」

ある現場で、カメラに詳しい先輩が一言。

「タイムコード用にSDIケーブルを1本お願いします」

正直、ハッとしました。

タイムコードを意識していなかったわけではない。
でも、「そこまでやる」という発想が、自分の中にはなかった。

なぜ今まで考えていなかったのか

理由はシンプルです。

  • 編集まで自分が深く関わるケースが少なかった
  • 収録は“撮れていればOK”という認識がどこかにあった
  • 同期は編集側でなんとかするもの、と思っていた

でも、タイムコードを揃えておけば、
編集マンの負担は確実に減ります。

音波形合わせや目視合わせの時間が減る。
カット数が多い現場ほど、その差は大きい。

現場は「今まで通り」で終わらない

今回の現場は、
今までと同じような構成でした。

でも、
一段深い視点を持つ人がいるだけで、現場の精度は変わる

「これまでも成立していた」
それと
「より良いやり方を知っている」

この差は、意外と大きい。

一段階、賢くなった

タイムコード用にSDIを1本用意する。

それだけのことかもしれません。
でも自分にとっては、

“収録の先まで考える”視点を持てた瞬間でした。

現場は、同じように見えても毎回違う。
そして、まだ知らない最適解が必ずある。

「今までこうやってきた」ではなく、
今日も一段、精度を上げる

そんな小さな気づきの記録です。

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